巨峰のような赤から黒の果実の風味
華やかさと程よいコクを感じるコーヒー入荷!
エチオピアの優良産地「イルガチェフェ」の豆のご紹介です。
今回はイルガチェフェ・コチュレにあるベロヤ・ウォッシングステーションで精製した豆をご紹介致します。
均一性の取れた熟したコーヒーチェリー
ベロヤ・ウォッシングステーション周辺の農家によって丁寧に手摘みされたコーヒーチェリーは手選別され、未熟豆や過完熟豆などを取り除きステーションに持ち込まれます。
均一性の取れた熟したコーヒーチェリーだけが計測され、ウォッシングステーションに買い取られます。
そうする事で生産者の意識や収穫精度が高まり、結果的には品質の向上、生産者の生活の安定にも繋がっています。
ウェットミル工程
コーヒーチェリーの果肉を除去し、パーチメント(外皮付きのコーヒー豆)の状態にする工程を「ウェットミル」と言い、パーチメントを脱穀、選別し、生豆の状態にする工程を「ドライミル」と呼びます。
ウェットミル工程の精製方法は主に4つあり、ナチュラル、ウォッシュト、セミウォッシュト、パルプトナチュラルに分けられます。
今回はウォッシュト(水洗処理)の豆で、以下はその工程となります。
まずは上の写真のマシン(パルパー)で、コーヒーチェリーから赤い果肉を取り除きます。
マシンによって果肉を剥がされた種は発酵タンクに浸けられます。
毎日きれいな水に取り換えて36-72時間浸けて発酵させます。
発酵後、水路にて木のトンボの様な棒を使って洗浄と比重選別を行います。
洗浄後は、水路の先にあるソーキングタンクに移し、1昼夜水に浸けます。
一日水に浸けたパーチメントは網に乗せ、女性たちが次々と乾燥場へ運びます。
運ばれたパーチメントはアフリカンベッドに広げ、均一に乾燥するように手でならします。
ベロヤ・ウォッシングステーションでは136以上の管理番号のついたアフリカンベッドがあり、パーチメントの乾燥状況をみて、適格な水分値まで乾燥する様、徹底した管理がされています。
規定の水分値まで乾燥させた豆は国営のドライミル施設に運び、生豆に仕上げていきます。
ドライミル工程
ドライミルでは、種の殻を外す脱穀→異物取り除き→大きさの選別→比重選別→電子選別→ハンドピックを経て、生豆に仕上げます。
新型の設備を備えたドライミルで精度も良好。選別精度が飛躍的に向上しています。
香味
エチオピアの優良産地イルガチェフェ地区から新豆が入荷しました。
その香味は甘い香りと果実の味わいを感じられる華やかなコーヒーです。
シティローストでは甘いフレーバーとデラウエアや巨峰のような赤から黒の果実の風味で華やかさと程よいコクがあります。
フレンチローストではプルーン、レーズン、ドライフルーツのような複雑なコクと甘味があり華やかな風味の深煎りコーヒーです。
ぜひエチオピアの華やかなコーヒーをお楽しみ下さい。
皆が知ってる「モカコーヒー」、でもその産地は
コーヒーの産地として「エチオピア」と言ってもピンと来ない方もいるかも知れません。
しかし、「モカ」と言えば誰しもが聞き覚えのある名前じゃないでしょうか。
エチオピア産のコーヒーは、「モカ港」を経由して世界中に広まった事から、日本では「モカ」の愛称で親しまれています。
また、イエメン産の豆も、同様に「モカ港」から輸出された事から「モカ」の愛称で親しまれています。
実は、「エチオピア」も「イエメン」も日本では「モカ」と呼ばれているのです。
ちなみに、「モカマタリ」と言うコーヒーは「イエメン産のコーヒー」の事を指します。
きりぎりすでは、商品名を愛称の「モカ」ではなく、正式名称の「エチオピア」、「イエメン」で販売しています。
- 農園情報 -
■ベロヤ ウォッシングステーション
【生産地区】:南エチオピア州ゲデオ県コチェレ群ベロヤ地区
【生産者】:ベロヤ地区の農家
【品種】:在来品種
【標高】:1,699m-1,719m
【収穫】:農家による手収穫
【精製】:発酵槽を使用した伝統的なウォッシュト
【乾燥】:アフリカンベット(棚)で18日間天日乾燥
【梱包】:グレインパック
【輸送】:リーファーコンテナ(冷蔵)
ネコポス:400gまで全国一律385円(税込)
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