華やかで明るい酸
はちみつやレモン、ヨーグルトのようなニュアンスも 中米「コスタリカ」は、北にニカラグア、南東にゲイシャで有名なパナマと接しており、近年はマイクロミルの発達で品質が格段に向上している生産国です。
今回ご紹介する豆は、首都サン・ホセ州ドタ市に位置し標高は2,000-2,150mとかなりの高地で採れたマイクロミルのコーヒーです。
マイクロミル コスタリカには8万を超えるコーヒー農家が存在し、そのうちの9割は小規模農家です。
その小規模農家の中でも、コーヒーの栽培から精製までを自身で手掛ける生産者を「マイクロミル」と呼びます。
1900年代までは、各農家が収穫したチェリーをそのまま大農園や農協に販売し、生産量が収入に直結していました。品質は2の次でした。
しかし生産量だけでは収入の向上に繋がらないという事もあり、品質重視かつ自分たちで栽培したチェリーだけを使って自らが加工し、自分たちのコーヒーを作りたいという考えからマイクロミルが誕生し始めました。
2000年頃のマイクロミルの成功をきっかけに続々とマイクロミルが設立され、高品質コーヒーマーケットにおいてコスタリカという生産国が存在感を示すようになりました。
オルティス2000 オルティス2000は6年前に取得した農地で、標高2,000m以上の高地にあり所有農地の中で最も高地に位置します。
ドタバレーは寒冷地で冷え込みが激しい土地で、この農園は2,000mという標高が加わりさらに厳しい環境にあります。
コーヒーの実の締まりが極めて良く、超硬豆に仕上がります。
高地や寒冷地ではカトゥーラは自衛の為に葉ばかりを付け実を付けないが、カトゥアイはしっかりと実を付けることから品種は主にカトゥアイを栽培しています。
ただ、標高2,100mのあたりからはやはり葉ばかりであまり実をつけていない為、試験的に他の品種を植えて試しているそうです。
香味 品質の向上に目を見張るものがあるコスタリカ。
今回はドタ地区のマイクロミルより華やかで豊かな甘味を持つコーヒーを入荷しました。
小規模農家の中でも独自の精製施設を持ち、栽培から精製までを自身で手掛けるマイクロミルにより、高品質なコーヒーが生み出されています。
そのため毎年素晴らしい香味を楽しむ事が出来るようになりました。
シティローストでは華やかで明るい酸。
はちみつやレモン、ヨーグルトのような甘酸っぱさを感じます。
フレンチローストではメイプルのような甘味にバランスの取れた味わいのコーヒーになり、上品な苦味と程よいコクの深煎りになります。
オルティス2000マイクロミルの香味を、ぜひお楽しみ下さい。
精製施設
パティオでの乾燥風景
農園主のオマール・カルデロン氏とウェットミルを担当している娘さんたち
(今回はシティとフレンチをご用意しております) 輸送は真空パック 生豆を運ぶための袋は真空パックを使用し、収穫時の新鮮な状態を保ったまま日本に入港しています。
お肉やお魚と言った生鮮食品では真空パックをよく目にしますが、コーヒー豆に関しては、真空パックを用いて輸送するのは非常に稀です。
「品質へのこだわり」がここでも垣間見れます。
- 農園情報 -
■オルティス2000
【地域】:サン・ホセ州ドタ市サンタ・マリア
【農園主】:オマール・カルデロン
【品種】:カトゥアイ
【標高】:2,000-2,150m
【規模】:2h
【精製】:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト
【梱包】:真空パック
【輸送】:リーファーコンテナ(冷蔵)
宅配便:800g以上送料無料!
ネコポス:400gまで全国一律385円(税込)
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