華やかな柑橘果実の風味に程よいコク
マイクロミルが作った高品質コーヒー入荷 中米「コスタリカ」は、北にニカラグア、南東にゲイシャで有名なパナマと接しており、近年はマイクロミルの発達で品質が格段に向上している生産国です。
今回ご紹介する豆は、家族でコーヒー生産に取り組み「ドタ」に15もの農地を所有している敏腕の農家さんが育てたコーヒーです。
品質重視のマイクロミル 現在、コスタリカには品質重視のマイクロミル(小規模農家、少量生産)が2,000以上あるとされており、高品質のコーヒーが流通し始めています。
以前は各農家が収穫したチェリーをそのまま大農園や農協に販売し、品質ではなく生産量が収入に直結していました。
しかし生産量だけでは収入の向上に繋がらないという事もあり、品質重視かつ自分たちで栽培したチェリーだけを使って自らが加工し、自分たちのコーヒーを作りたいという考えからマイクロミルが誕生し始めました。
ロス・アンヘレス 2000年代初頭から始まるマイクロミルの成功をきっかけに続々とマイクロミルが設立され、高品質コーヒーマーケットにおいてコスタリカという生産国が存在感を示すようになりました。
今回ご紹介する「ロス・アンヘレス」も正にマイクロミルの成長期となる2009年に設立されました。
ミルの設立者リカルド・カルデロンさんは、現在はドタ市に15もの農地を所有する敏腕の農家さんで、毎年のように新たな農地を取得、ミル設備の更新を行っており、着実に成長している生産者です。
どの農地でもコーヒーの品質は高く安定しており、今後も楽しみな農家さんです。
ベンダバル農地 農園主であるカルデロン氏が所有する15もの農地のうち、今回ご紹介するのが「ベンダバル」農地です。
「ベンダバル」とは「強風」を意味し、この農地がカリブ海側から山を越えてくる吹き下ろしの風の影響を受ける事にちなんで、名づけられています。
標高は1,785-2,075mと高く、山からの風は時折冷たい雨粒も運んでくるため、標高以上に厳しい環境をもたらすこともあります。
しかしながら農地は南向きの斜面のため日照は潤沢。この二面性の気候が特有の質感を生み出しているのかも知れません。
香味 近年、マイクロミル(独自の精製施設を持ち高品質のコーヒーを生み出す小規模農家)の登場により品質の向上が著しいコスタリカ。
そのコスタリカのドタより、マイクロミルの高品質コーヒーが入荷致しました。
シティローストでは華やかな柑橘果実の風味が豊かに感じられ、程よいコクがあります。
アフターには焼きたてのトーストのような甘味も。
フレンチローストでは、ほどよい苦味にバランスの取れた味わい。
キャラメルやブラウンシュガーのような柔らかな甘さが感じられます。
ベンダバル農地ならではの寒暖差により、糖度の高いコーヒーチェリーが栽培され、甘味のあるコーヒーに仕上がっているのかも知れません。
コスタリカ「ロス・アンヘレス ベンダバル」の香味を、ぜひお楽しみ下さい。
(シティとフレンチをご用意しております) 輸送は真空パック 真空パックで入荷した生豆 生豆を運ぶための袋は真空パックを使用し、収穫時の新鮮な状態を保ったまま日本に入港しています。
お肉やお魚と言った生鮮食品では真空パックをよく目にしますが、コーヒー豆に関しては、真空パックを用いて輸送するのは非常に稀です。
「品質へのこだわり」がここでも垣間見れます。
- 農園情報 -
■ロス・アンヘレス ベンダバル
【地域】:サン・ホセ州ドタ市バンデラ
【所有】:カルデロン・カスティージョ家
【品種】:カトゥアイ
【標高】:1,785-2,075m
【収穫】:手収穫
【精製】:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト
【乾燥】:コンクリートパティオ
【梱包】:真空パック
【輸送】:リーファーコンテナ(冷蔵)
宅配便:800g以上送料無料!
ネコポス:400gまで全国一律385円(税込)
送料について、詳しくはこちらへ