テイスティングの度に香味が多様に変化する
面白い(素晴らしい)コーヒー入荷

エチオピアでよく見られる形式の家
「集落」単位の豆
「モカ」の愛称で親しまれているエチオピア。
このエチオピア屈指の優良産地が「イルガチェフェ」です。
イルガチェフェ産のコーヒーは、アメリカやヨーロッパのコーヒー市場でも絶大な高評価を得ており、華やかでフルーティーな味わいはイルガチェフェならではの香味です。
エチオピアでは一般的にウォッシングステーション(精製施設)毎に商品が作られますが、今回は更に細分化した「集落単位」のコーヒーのご紹介です。
その集落は、イルガチェフェゲデブ村ウォルカ地区の中にある「アダメ・マゾリョ集落」です。
ウォルカ地区にはウォッシングステーションがあり、そのステーションに隣接する4つの集落の一つが「アダメ・マゾリョ集落」となります。
ウォルカ地区のコーヒーは、ここ数年高い品質のコーヒーを届けてくれ、集落毎に味わいの傾向が異なる個性豊かなコーヒーです。
今回ご紹介する「アダメ・マゾリョ集落」はテイスティングの度に多様に香味が変化する面白いコーヒーですので、ぜひお楽しみ下さい。
生豆になるまで(イルガチェフェ地域)
以下の写真は、エチオピアで主に行われている精製方法の一つ「ウォッシュト」についての写真ですので、ぜひご覧ください。コーヒーの生豆になるまでの過程が何となく分かって頂けるかと思います。

農家の人々の手によって栽培・収穫されたチェリーはWS(ウォッシィングステーション)に持ち込まれます。

持ち込まれたコーヒーチェリーは大きさによって選別されます。


完熟のコーヒーチェリーから果肉を剥がし、中の種が出てきます。

剥がした後は、水をはった発酵槽に36-72時間浸けられ、種の周りについたぬめりを取りやすくします。
水は毎日取り替えられます。

水路にて洗浄と比重選別を施した後、木のトンボのような棒で種をゴシゴシと転がし、 ぬめりを
綺麗に取り除きます。


アフリカンベッドで一日陰干しを行います。

その後、直接日光下のアフリカンベッドで乾燥します。
朝と夕方だけ日光にあて、陽射しが強い時間はジュートをかけて陰干しにしています。
乾燥後はアジスアベバにある国営のドライミル施設に運びます。
ドライミルでは、脱穀した豆から異物を取り除き、大きさの選別、比重選別、電子選別、ハンドピックを経て、生豆に仕上げます。
香味
エチオピアより、その時々で多様な香味が感じられるコーヒーを入荷致しました。
優良産地のイルガチェフェ地区から届いた非常に素晴らしいコーヒーです!
その香味はテイスティングをする度に多様な香味を感じさせてくれます。
フローラルで甘味が強く、ややスパイシーな印象もあり面白いコーヒーだなと感じていましたが、カッピングする度に印象が異なります。
イルガチェフェらしい華やかさがありつつ、紅茶、レモングラスなど柑橘系の時もあれば、ストロベリーなどの赤い果実の時も・・・。
深いローストではブルーベリー、プルーン、黒糖やカラメルなど・・・実に複雑です。
個人的には、良いコーヒーは色々なニュアンスが感じられると思っています。
その都度雰囲気が変わるので、なかなか面白い(とても素晴らしい)コーヒーだと思います!
ぜひアダメ・マゾリョの香味をお楽しみになって下さい。

(シティローストとフレンチローストをご用意しております)
皆が知ってる「モカコーヒー」、でもその産地は
コーヒーの産地として「エチオピア」と言ってもピンと来ない方もいるかも知れません。
しかし、「モカ」と言えば誰しもが聞き覚えのある名前じゃないでしょうか。
エチオピア産のコーヒーは、「モカ港」を経由して世界中に広まった事から、日本では「モカ」の愛称で親しまれています。
また、イエメン産の豆も、同様に「モカ港」から輸出された事から「モカ」の愛称で親しまれています。
実は、「エチオピア」も「イエメン」も日本では「モカ」と呼ばれているのです。
ちなみに、「モカマタリ」と言うコーヒーは「イエメン産のコーヒー」の事を指します。
きりぎりすで扱うコーヒーは全てスペシャルティコーヒーですので、栽培地、栽培方法から精製・流通に至るまで、トレサビリティのしっかりとした商品です。
愛称の「モカ」ではなく、「エチオピア イルガチェフェ/ハロハディ」と表記して販売しております。
- 農園情報 -
■イルガチェフェ アダメ・マゾリョ
【生産地区】:南部諸民族州ゲデオゾーン ゲデブウォレダ ウォルカ地区アダメ・マゾリョ
【標高】:2,250m
【生産者】:アダメ・マゾリョ集落の農家
【品種】:在来品種
【精製】:発酵槽を使用した伝統的なウォッシュト
【梱包】:グレインパック
【輸送】:リーファーコンテナ
ネコポス:400gまで全国一律385円(税込)
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